D.O.カバ
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D.O.カバ:原産地、土地、持続可能性についての責務
D.O.カバの名の下で、スペインのさまざまな地域で伝統的製法によって醸造される高品質のスパークリングワインが守られてきました。カバは⻑年の歴史と伝統に裏付けられたユニークなワインであり、またその醸造工程における瓶内熟成とドサージュ(補糖)の程度により、各種のカテゴリーがあります。
貯蔵月数によりカテゴリーが決まります。カバ・デ・グアルダ(9カ月)から、2025年には100%オーガニックとなるグアルダ・スペリオル:レゼルバ
(18か月)、グラン・レゼルバ(30カ月)、そしてカバ・デ・パラヘ・カリフィカード(36カ月)まで。 -
品質重視の責務が強調され、厳格な製造技術とトレーサビリティのもと、常に土地と持続可能性に焦点を当てて作業を行っています。
国外売上高が70%を超えるカバは、保護された品質保証ラベルを付して最も多く輸出されているスペインの原産地呼称です。38,000ヘクタールを超えるブドウ畑、6,000人以上のブドウ栽培者を有し、350の関連ワイナリーが100か国以上に輸出しています。
このラベルにより、国内および国際レベルで、カバとその真の特徴を保護し識別しています。また生産者・製造者が可能な限り高い品質を維持する責務を遂行するよう、その業務を指導、監視、管理しています。カバは、世界中のどんな料理にも合わせられる多用途なワインとして、あらゆる美食体験を極め、さらに複雑な味覚に挑戦していきます。 -
統制委員会、品質保証
カバの歴史は、19世紀半ばに害虫フィロキセラの被害に見舞われた後、その厳格さ、効果、国際的普及により今日認められている対策を発見したブドウ生産者グループの努力、能力、そして創造力の賜物です。
すべてが、マカベオ、チャレッロ、パレリャーダという3種の土着の白ブドウを主役として、ブドウ栽培の⻑い伝統のあるサン・サドゥルニ・ダノイアという小さな場所で始まりました。この三部作が、今カバと呼ばれているスパークリングワインを特徴づけるものとなりました。カバは、私たちの人生の特別な瞬間だけでなく、世界中のどんな食卓でも、どんな料理にも、完璧なパートナーとなってくれます。
カバ原産地呼称統制委員会は、ブドウ栽培者、製造者、そしてカバ生産地域の自治州とスペイン農業漁業⾷料省の代表により構成される公法上の法人です。
この委員会が、製品の品質及び規制仕様の順守を監視し保証し、カバのラベルを付したワインの品質を保証するために、原産地、伝統的な製造方法、分析的・官能的特性の証明を行います。 -
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