欧州連合(EU)が世界に向けて発信する高品質な農産物のプロモーション“ D.O.Cava&JamónConsorcio SerranofromEurope,CraftedinSpain,perfectedbytime”の一環として、スペインの「カバ原産地呼称統制委員会(D.O.Cava)」(所在地:スペイン・バルセロナ 会長:ハビエル・パジェス)は、2025年9月17日に食とワインのプロフェッショナル向けにカバのマスタークラスセミナーを開催いたしました。

このマスタークラスは、高品質スパークリングワイン「カバ」が持つ伝統、そして熟成にかかる「時間」がもたらす本物の味わいへの理解を一層深めていただくことを目的として開催されました。カバ騎士団(Order of the Knights of Cava)の第1回に選ばれたソムリエの菊池貴行氏、そしてスペイン産ワインと食文化の専門家である森本知佐子氏の2人を講師に迎え、D.O.CAVAの概要や最新動向、そして長期熟成・ヴィンテージ・100%オーガニックという特長を持つ「グアルダ・スーペリオール」について、詳しく解説いただきました。両氏の対談を通じて、参加者は13のワイナリーから厳選されたカバの個性や特長、そして魅力を体験的に学ぶ機会となりました。
本イベントは、帝国ホテルにて開催され、ガストロノミー業界から60名のプロフェッショナルが参加。菊池氏・森本氏が「一つ一つのグラスからスペインの風土や歴史が感じられるのがカバの魅力。ソムリエとしてだけでなく、一人のワイン愛好家としても、この時間はとても刺激的でした」と語るように、カバの魅力を改めて体感する機会となりました。
セミナー後の懇親会では、帝国ホテルの新設ラウンジ「RENDEZ-VOUS AWA」へ移動し、よりリラックスした雰囲気の中でテイスティングセッションが行われました。参加者は、この日のために特別に用意されたタパスとともに、厳選されたカバを試飲。その組み合わせを通じて、カバが持つ普遍性と多様性を日本のガストロノミー関係者に向けて体感的に示す機会となりました。

日本市場においてカバは近年存在感を高め、世界有数の輸出国となっています。現在、日本はカバの第6位の輸出市場であり、このスパークリングワインへの関心は今もなお拡大を続けています。
カバは「品質とトレーサビリティ」「長期熟成と本物志向」「伝統と継承」、そして「サステナビリティと土地とのつながり」を象徴する存在です。これまで“カジュアル”な印象で親しまれてきたカバですが、特に長期熟成タイプを中心とした高品質カバが、日本でもますます注目を集めています。
カバ原産地呼称統制委員会は、カバを特徴づける本質的な価値として、「時をかけた長期熟成」、「150年以上にわたり受け継がれてきた伝統製法による職人の技と知恵」、そして「一瓶一瓶に注がれる“時間”という名の贅沢」を挙げています。これらの要素こそが、土地や風景、人の手を尊重しながらつくられるカバの真の魅力を形づくっています。
【参加ブランド紹介】
- バルフォルモーサ オリヘン ブリュット レセルバ(バルフォルモーサ)
- カバス・ヒル パノ・ガウディ ブリュット・レセルバ(カバス・ヒル)
- セグラ ヴューダス ブリュット レセルバ(セグラ ヴューダス)
- ビラルナウ ブリュット・レセルバ ロセ(ビラルナウ)
- カバ・プエルタ・パルマ ブリュット・ナトゥーレ レセルバ・クラシコ(ボデガス・オラン)
- パゴ・デ・タルシス タルシス・エキス ブリュット・ナトゥーレ グランレセルバ(パゴ・デ・タルシス)
- ロジャーグラート グラン・レセルバ ジョセップ・ヴァイス(ロジャーグラート)
- ジロ・リボ ウーマ(ジロ・リボ)
- ボデゲス・スマロッカ グラン・レセルバ ブリュット・ナチューレ(ボデゲス・スマロッカ)
- カナルス・ムネー アデエネ・カナルス グラン・レセルバ ブリュット・ナトゥーレ(カナルス・ムネー)
- パレス・バルタ ブランカ・クジネ(パレス・バルタ)
- ロベジャ・カバ マシーア・セグレ・キンセ(ロベジャ・カバ)
- ペレ・ベントゥーラ グラン・ビンタへ パラへ・カリフィカット カン・バス 2016(ペレ・ベントゥーラ)
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カバ原産地呼称統制委員会 スペインハモンセラーノ協会
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