最高位カテゴリー「パラヘ・カリフィカード」評価を実施。単一畑の最高位カテゴリーにおける基準および評価プロセスを公開

スペインの「カバ原産地呼称統制委員会(Consejo Regulador de la Denominación de Origen CAVA)」(所在地:スペイン・バルセロナ 会長:ハヴィエル・パヘス)は、同呼称の最高位カテゴリーである「カバ・デ・グアルダ・スーペリオール・デ・パラヘ・カリフィカード(Cava de Guarda Superior de Paraje Calificado)」への認定を目指すワインの評価を実施し、卓越性への取り組みをさらに一歩前進させました。

最大10銘柄が、原産地の卓越した個性と単一畑の独自性、そして長期熟成がもたらす奥行きを体現する「パラヘ・カリフィカード」への新規認定を目指しています。同カテゴリーは単なる格付けではなく、明確に区画された単一畑、徹底した醸造管理、そして長期熟成という厳格な要件を経て、その土地の個性を純粋に映し出すワインのみが到達できる最高峰の称号です。候補ワインは、特定の単一畑に由来し、厳しい収量制限の遵守、完全なトレーサビリティの確保、そして最低36か月の熟成が義務付けられています。これらすべては、評価は規制委員会の監督のもと、マスター・オブ・ワイン、ソムリエ、技術専門家で構成される独立審査団によって実施される厳格な評価プロセスの対象となり、典型性、バランス、複雑性、そして原産地の表現が慎重に審査されます。

最新の審査では、著名な国際的専門家たちが提出されたワインを精査し、評議会の透明性および品質への取り組みをあらためて確認しました。本評価プロセスは、ワインの卓越性を証明するだけでなく、伝統的製法で造られるスパークリングワインの世界における格付け制度の重要性を強調するものでもあります。日本のように、プレミアム・スパークリングワインや原産地重視のカテゴリーへの関心が高まり続けている市場において、パラヘ・カリフィカードは、原産地、品質、そして長期熟成の関係性を理解するうえで不可欠な指標となります。

カバ騎士団第1期メンバーであり、スペインワインの専門家として欧州プロモーションプログラム「D.O. Cava & Jamón Consorcio Serrano from Europe, Crafted in Spain, Perfected by Time」を継続的にサポートする菊地隆之氏は、次のようにコメントしています。「単一畑最高位カテゴリーである『パラヘ・カリフィカード』は、原産地、収量管理、熟成期間といった複数の要素を制度的に統合した格付けです。日本市場においては、産地の信頼性や品質カテゴリーに対する信頼が、ワイン評価における重要な基準となっています。」

「パラヘ・カリフィカード」が属するグアルダ・スーペリオール区分では、近年、持続可能性およびトレーサビリティに関する基準が一層強化されています。すべてのワインに有機認証の取得が義務付けられ、ブドウ畑の管理は厳格な監督体制のもとで行われています。これにより、長期的な環境保全を確保するとともに、欧州連合が掲げる責任ある農業政策とも整合する体制が構築されています。こうした持続可能な取り組みは、伝統を尊重しながら責任ある生産を追求する先進的なビジョンを体現するものです。同時に、環境配慮型の生産モデルへの国際的関心の高まりに応えるものであり、責任あるブドウ栽培を推進する欧州の存在感をさらに強めています。

最終決定に向けて、今後も技術面および規制面での追加検証が行われます。正式に認定されたワインは、D.O. Cava格付け制度の最高峰を象徴する特別なカテゴリーの一員となります。その認定は、D.O. Cavaの醸造文化をさらに豊かにするとともに、伝統的製法によるスパークリングワインの多様性や熟成がもたらす奥行き、そして真のテロワール表現を世界市場に提示する新たな機会となります。「パラヘ・カリフィカード」とは単なる格付けではなく、原産地の価値を信じ、時間がワインにもたらす変化を尊重し、厳格さと情熱、そして土地への敬意をもって卓越性を追求するという理念そのものを体現するカテゴリーです。

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